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運動部員の皆様へ

遡ること20数年前、私もかつて甲子園を目指す高校球児でした。厳しく辛い練習をこなすことが目標に近づく...当時は誰もがそう信じて疑わない時代でした。でも、現実は少し違っていました。頑張ってはいたものの、左膝半月板損傷第五腰椎分離症になってしまい、活動にストップがかかってしまいました。今となってはほろ苦い思い出ですが、毎年自分と同じような症状で来院する運動部員に当時の自分を重ねてしまいます。痛みや辛さは、多少なりとも経験していますので理解しているつもりです。拙い経験ではありますが、少しでも自分の経験が役に立てば...そう思っています。

鍼灸マッサージ師及びトレーナーとして20年、様々な方々を通じて成長させて頂き現在に至ります。治療技術に於いてはまだまだ発展途上と自覚しております...が、これまで診させて頂いた患者さんからハッキリしたことも学ばせて頂きました。怪我をする選手としない選手、故障の多い選手と少ない選手、等々...スポーツの現場を見ていると良く分かります。僕達の役割は、まず「怪我をしない選手作り」に始まり、「上手くなれる選手作り」に至ると自覚しています。基礎や足元を共に見つめて行くことが大切だと日々感じております。

「出張コンディショニング」も開始から10年が経過しました。高校野球のサポートから始まり、様々な競技からお声掛けを頂いて現在も高校生野球部の指導を二校継続中です。現場でのひと手間とひと工夫がパフォーマンスの良し悪しにかかっています。ちょっとしたアドバイス等をさせて頂けたら幸いです。どうぞ遠慮なくお声掛け下さい!


■スポーツ障害と外傷の基礎知識

スポーツに関わる怪我は、「障害」と「外傷」と言う二種類に分けられます。あなた自身の怪我は、障害と外傷のどちらに該当するのかを理解し、適切な対処をしながら治していくことを考えましょう。どちらにしても怪我はマイナスイメージしか湧きませんが、しっかり向き合っていくことで必ず解決できるものです!強い心で現実を受け止め、現状の把握から始めましょう。

sports_baseball_yakyuuhiji1、スポーツ障害
カラダ(またはその一部)を繰り返し使うことにより起こる、慢性的な痛みや怪我のこと。野球肩や野球肘などの痛み、陸上選手のシンスプリント、疲労性の腰痛などはスポーツ障害の代表例です。度重なる疲労が徐々に蓄積されて、ジワジワと症状が出て来るのが特徴です。

2、スポーツ外傷
突発的(交通事故のように)に起こる、急性的な痛みや怪我のこと。捻挫・打撲・肉離れ・骨折がその代表例であり、その他では靭帯損傷や筋損傷なども挙げられます。ほんの一瞬で起きてしまい、すぐに痛みを感じて活動ができなくなるのが特徴です。



■スポーツ障害のカラクリ

スポーツ障害で頻繁に痛めてしまう部位、その原因は意外なところにあるものです。野球肘や野球肩を例に挙げると、痛みの原因は体幹部(背骨を中心とした胴体部分)や骨盤や股関節にあることがほとんどです。痛い部位だけを治療しても再発の可能性は十分あります。当院では原因をしっかり追究して治療と再発防止に努めます。

■「痛みが取れた=治った」ではない!

痛めた部位を使わなければ痛みは取れる...これはごく当たり前のことですね。でも、それでは治ったとは言えないのです。「今までと同じように過ごしても痛くない!」の状態になってこそ本当に治ったと言えるのです。痛みが取れたら、次は再発防止に努める...スポーツ選手のゴールは一般人のゴールと違います。良く考えて、一歩先まで考えておくことが必要ですね。
baseball_head_sliding■怪我はチャンス!?

怪我をすると練習ができず、試合に出られなくなり、辛い日々を過ごすことになります...が、悲しいことばかりではありません。活動から少し離れることで、普段考えなかったことを考えるようになったり、普段見えなかったものが見えるようになったりするものです。自分自身のこと、チームのこと、いろいろなことへの理解が深まる時でもあります。怪我を経験するということは、「選手として成長できるチャンスをもらった!」と言っても過言ではありません。怪我をしてしまったのは仕方のない現実。治して復帰するにはポジティブな感情こそが原動力です!